ストロボ2灯キット（クリップオンストロボ）

クリップオンストロボの２大欠点はモデリングランプが無い点と光量が少ない点です。
しかし取り回しが楽なことや定常光ライトよりもはるかに光量があることからよく使われています。慣れ・学習はいりますが、このキットも広範囲な商品写真・人物写真を撮ることができます。必要な撮影スペースはモノブロックストロボと同じで6畳～12畳です。
なおクリップオンストロボにもモデリングランプが付いた機種が出てきました。しかしモノブロックストロボより高い価格です。プロなら償却できるでしょうが、ネットショップの商品撮影という観点からはコストが合わないと思います。
このキットも低価格で何とか使える製品で組み合わせてみました。

一灯キットと同じく比較的評判の良いGODOX社製で光量があり、価格で単三電池を使用するタイプを選択しました。連射が多い場合リチウムイオン電池で駆動するタイプがおすすめです。GODOX VING V860Ⅱ

ストロボ本体が小型なので普通のスタンドをセレクト、モノブロックストロボと同じでブームユニットはあったら便利なのでブーム付きスタンドを入れてます。なお収納時1.5ｍほどあるので電車・徒歩移動される方には向きません。

1灯はコメットのC-PLUSブランドの傘トレ形式でデフューズさせるアンブレックスを選択、もう1灯はソフトボックスで考えました。
コストダウンしたい時はC-PLUSアンブレックスにアンブレラ1本を追加して、ソフトボックスを省いても撮れないことはありません。

C-PLUSアンブレックスを付けるためにGodox S2ブラケットを一つキットに入れます。

人物も撮るときを考えてグリッドタイプで80×80cm(実際は70cm角ぐらい）を選んでます。
被写体により60x60cmタイプでも良いでしょう。将来性でGodox S2アップグレードS型ブラケットのセットを選んでます。

モノブロックストロボと比較すると光量が少ないので、幅2ｍの背景スタンドでも良いかと思いましたが、大は小を兼ねるでセレクト、セット品で安いものにしました。激しく使う場合は
マンフロット等をお使いください。
背景紙は1.75幅×5.5ｍの物です。色数を揃えたいなら少し安い1.75×2.7ｍのBPS-1800があります。

ライトが2灯あっても、レフ板は必要なものです。セレクトしたものは、レフ面の色が変えられ色調のコントロールも出来ます。また黒を使えばハレ切り（望ましくない光を遮断）の役割も果たします。大サイズと中サイズ2種の購入がお勧めです。モノブロックストロボと同じです。

カメラのシャッターと離れた場所のストロボを同調させるには、いくつか方法があります。
ここでは取り廻しを考え無線式の機材をセレクトしました。ストロボ本体に受信機能があり受信機はいらないのですが送受信機セットしか販売されてません。なお参考セレクト品はキャノンカメラ用です。ニコン用は下記参照ください。予算が許せばストロボ光量なども無線で変更できる機種もあります。