Flash2

クリップオンストロボは商品撮影に使えるか?

一般の方は、馴染みのあるフラッシュと言えば、カメラ内臓かクリップオンストロボと呼ばれるものでしょう。

この手のストロボも中国製が大ブームです。写真のGodox社の製品も1万円以下で国産純正ストロボ以上の機能を持っています。
クリップオンストロボが商品撮影に使えるかと聞かれれば「使えます」とお答えします。ただしいくつか条件が付きます。

条件付きだが商品撮影・物撮りには十分使える

商品撮影・物撮りをする時はカメラの上(ホットシュー)に付けての撮影はしてはいけません。(まともなライティングにならないので)
カメラからストロボを離してライテイングをする必要があります。

もうひとつの問題は、モデリングランプがないことです。

固定したライティング(照明の当て方)で撮影する商品だけ変えて撮る場合はモデリングランプ無しでもなんとかなります。モデリングランプ内蔵タイプも出てきました。

光の量が、モノブロックストロボの2分の1~5分の1しかありません。適切な機材選択とカメラの感度を(ISO400~800程度に)上げざるを得ません。(小物撮影ではISOを上げなくても撮影可能)

電源が電池のため、フル発光時など充電時間が遅い(リチウムイオン電池駆動は早め)のと発光回数が限定されます。(上記の物でフル発光で200回程度~)

次に周辺機器の接続、選び方に注意がいることです。各種のダボ類やパラソルのシャフト径などかなり注意しないとシステムを組むことができません。現役プロカメラマンでも間違って購入してまうことがあります。参考-周辺機材の基礎知識

アマゾンで、選んで大まかに計算して、4万円以下で2灯システムを組むことも可能です。
プロカメラマンは出張撮影時(特に車が使えないとき)、なるべく機材を小型にしたい場合このタイプを使います。撮影場所固定(移動が無い)仮設スタジオなどで撮影するならモノブロックストロボシステムをおすすめします。

代表的なクリップオンストロボ

下記広告枠の製品は物撮りだけでなく、色んな撮影に使える代表的なクリップオンストロボの例です。下記でも高いと思われるなら光量は少し少なのでもNEEWER TT560フラッシュストロボでも使えないことはありません。6,500円台から販売していると思います。

Canon, Nikon,SONYなど各カメラメーカーから専用のクリップオンストロボが発売されています。専用品は高機能ではありますが、物撮り用としては使わない機能が多すぎてコストパフォーマンスが大変悪く購入はお勧めしません。

ストロボだけではカメラから離して発光させられませんので少なくとも下記広告枠の製品のようなストロボトリガーが要ります。

予算が許せば、もう少し高機能の製品を買えばさらに便利に撮影出来ます。(別の投稿で説明したいと思います)

その他にライトスタンド・パラソル・背景シートなどがあれば十分物撮り可能です。

 

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