ストロボを使うのが商品撮影の王道

定常光ライトでは、あまり大きな商品は撮影出来ません。(注、大光量LEDライトを複数組み合わせて使えば複数人のファッション撮影なども可能です。)

フラッシュとかストロボとかスピードライトとか呼び方はさまざまです。(以下当サイトではストロボとします)商品撮影においてストロボは必需品であり、キレイな商品写真を得るための王道の機材です。

ただし、ストロボと言っても写真のようなクリップオンストロボと下記で説明するモノブロックストロボがあります。

モノブロックストロボは商品撮影必需品

商品撮影の現場で最も多く使われているのがストロボです。その中でもモノブロックと呼ばれる一体型のストロボがプロカメラマンに多く使われています。

昔からある撮影スタジオでは電源部と発光部が別のタイプを使っている場合もあります。写真館なども、この分離している機材を使っていることがありますが、徐々にモノブロックタイプに置き換わりつつあります。モノブロックストロボのことを、もっと詳しく知りたい方は下記リンクをご覧ください。
モノブロックストロボの基礎知識

メリットが沢山ある

デメリットも存在する

モデリングランプ付きがおすすめ

ストロボ初心者は、クリップオンストロボよりモノブロックストロボがお勧めです。あまり高くない国産品もあります。
最大の理由は、モデリングランプというライティングの状態を確認できる電球(ハロゲンランプからLEDに変わりつつある)が点灯できます。
また国産品は、当然ですが、国内でアフターサービスが受けられます。元々の耐久性も中華製品と比較して高い製品が普通です。写真はアマゾンで販売されているプロペットの商品です。ヨドバシカメラなどでは現在でも販売しています。

中華製も品質が上がってきた

初期の中華ストロボはお世辞にも品質が高いとは言えませんでした。
近年、写真のGodox社製品をはじめとして機能・品質の向上はめざましくプロカメラマンでも使い始めています。
特徴は価格が国産の数分の一で入手可能です。また無線同調・コントロールシステムは国産よりはるかに進歩してます。欠点は、モノブロックストロボとしては、本体が大きく持ち運びには適さない点と、故障時のアフターサービスの弱さでしょう。

写真はアマゾンで販売されているAC電源で使える300wの製品です。もう一回り小型の機種もあります。
AC電源ではなくリチウムイオン電池で駆動する小型のモノブロックストロボがプロカメラマンの間でもよく使われるようになってきました。

当サイトでもGodox社製品をお勧めします。

安価に周辺機材が手に入るようになった

平成の中頃まで、国産モノブロックタイプのストロボ2灯と、スタンド・アンブレラなどの周辺機材をセットにすると20万円以上の金額がかかりました。
中国製・AC電源での運用ではありますが、現在は7~8万円ほどの予算で2灯セットが組めます。(背景スタンドなどは別で被写体・撮影目的によりアクセサリ等は変化します。)

参考までアマゾンで目に付く製品を選んでみると上のようになります。簡単に説明するとモノブロック本体はGodoxの300Wの物、ライトスタンドはNEEWERのやや太めの物をセレクト、アンブレラは約1mの標準的なサイズの物でアンブレラ用デフューザーを追加。サイズを除けばコストパフォーマンスが高いと言えます。

カメラと同調にはシンクロコードか下記のような無線シンクロセットが要ります。全て合わせて5万円程度でしょう。十分商品撮影をこなす光量があり、セッティングも一度理解すれば簡単です。なお無線同調システムは、やや複雑なので別途解説します。