定常光2灯キット

定常光ライト2灯を使おうとしている方は、ライティングが見えて分かりやすいので、人物の全身撮影などを考えている方がいると思います。組みあわせが非常に難しくあまりお勧めではありません。ビデオ撮影と商品撮影機材を共用しようとされている場合のみ購入されても良いかと考えます。
非常に難しいわけは、
1、まず信頼性の高い国内メーカー品はかなり高価格です。
2、手ごろな価格の製品は中華製で華奢なものがほとんどです。（すぐ壊れる）
3、次に撮影用電球が蛍光灯タイプは製造中止が目に付きます。LED電球は今一つ色（演色性）に問題があり定常光ライト用の電球に定番的な物がありません。2020年春
結論的に言って、2灯セット＋αでトルソー撮影人物の半身程度までなら撮れないことはありません。全身撮影は少し無理があります。（光が回りません）

SD写真電気工業の製品の中で使えそうな物はRIFA-F65×65cm 3灯式です。直販サイトで本体77,000円です。本体のみですからD写真電気工業販売のLED電球は３灯で33,000円、ライトスタンド2万円程度でやっと1灯がセットです、約13万円で1灯です。信頼性の高いメーカーでフル2灯セットにすると約30万円～35万円になり現実的ではではありません。（国内メーカーのモノブロックストロボ2灯セットがお勧め）

中国製品は、見かけだけで非常に華奢、製品の質が悪い物が多数あります。管理人も1～2点購入したことがあります。とことんコストダウンしているというか驚くべき品質でした。
ただ割り切って使えば使えないことはありません。その代わりに取り扱いは慎重にしないとすぐ不具合を生じます。（何度も買わせるためあえて壊れやすくしているのかも？）
理解して使うなら写真のセットが1万円を切ってます。背景関連の機材や、レフ板。ハレ切り（余分な光をカット）などがあるとクオリティーが上がります。（ストロボキット参照ください）全て中国製で揃えて2万円程度でしょうか？

1灯キットでも紹介した。LINCO社の物、大光量LED電球が4つ付いて18,400円のようです。
これを2セットで2灯にします。製造は中国ですが米国LINCO社の販売品なので多少は信頼性があります。
キット合計は81,450円です。
内訳LINCO社4灯セット18400円×2＝36800円　LPLブーム　9,082円、ダボ類　2,649円　背景スタンド　17,800円　背景紙　7,920円　レフ板　5199円　雑品　2,000円
背景紙は色が多数ありますので必要があれば、複数揃えた方がバリエーションは増します。
全般に三脚を入れても10万円以下で揃えることが出来ると思います。

小物40×60cm程度までの撮影オンリーになりますが、日本製部品を使ったセットが販売されています。日本製部品は電源回りだけのようであとは中国製でしょう。こちらもまとめて発注できるのがメリットでしょう。なお商品撮影解説DVDも付属しているようです。

2019年ぐらいから、LEDビデオライトの進化が進んでます。特にユーザーが色を気にするためか演色評価数Ra値を売り物にした機材が沢山でてきました。商品撮影もこのLEDビデオライトで撮るようになるかもしれません。
実際に検証してませんが、カタログスペックで言うと、ルーメンで表示されている光量が1300lm～1500lm以上、CRIの数値が書いてあり95＋以上、LED球がむき出しでないものがお勧めです。くれぐれも価格だけで購入しないようご注意ください。(参考、パナソニック社の表記の例では、電球タイプ100ｗ相当20W蛍光灯電球が全光束1390lm）