商品撮影1灯キット(クリップオンストロボ)
料理撮影1灯キット(モノブロック)と考え方は同じです。モデリングランプがないのと光量が少ない点が違います。いわゆるテーブルフォトであれば光量は十分足ります。人物もレフ板を工夫すれば、半身程度は撮影できます。ただしクオリティーは2灯3灯レベルにはいきません。また連射で充電が追い付かないこともありえます。
太陽は一つの原則を理解するには適切なキットと思います。プロカメラマンも電車・徒歩移動を強いらる案件の場合1灯で撮影することもあります。
ここでもコスト重視で、クリップオンストロボでのセットを組んでみます。
クリップオンストロボ本体
比較的評判の良いGODOX社製で光量のあるもの、価格で単三電池を使用するタイプを選択しました。連射が多い場合リチウムイオン電池で駆動するタイプがおすすめです。GODOX VING V860Ⅱ
ライトスタンド(ブーム付き)
モノブロックのキットと同じものをセレクトしてます。大は小を兼ねるです。ブームなしスタンドだけでも撮影できないことはありませんがライティングの自由度が違います。出張撮影(電車移動)メインではブーム付きをあきらめて携帯性優先のスタンドを使う手もあります。
ソフトボックス
ソフトボックスは、ホルダーとセットで価格が安いGODOX ソフトボックスを選択しました。NEEWERなど他のブランドの物もあります。60cm×60cmの表示ですが外寸のため発光面はひと回り小さいものです。人物の半身を撮りたい場合、80cm×80cmタイプを選んだ方が良いでしょう。
ストロボトリガー(無線同調)
カメラのシャッターと離れた場所のストロボを同調させるには、いくつか方法があります。
ここでは取り廻しを考え無線式の機材をセレクトしました。ストロボ本体に受信機能があり受信機はいらないのですが送受信機セットしか販売されてません。なお参考セレクト品はキャノンカメラ用です。ニコン用は下記
商品撮影台
商品撮影台はテーブルなどで代用は可能です。ただあった方が作業効率はアップします。予算が許せば購入ください。撮影する商品によりますが、ホームセンターで部材を購入して組み立てる方法もあります。
Andoer 60 x 100m 折り畳み式 撮影台 撮影用テーブル 撮影用機材 バックグラウンドサポート コンパクト収納 人物撮影 商品撮影 簡易スタジオ 並行輸入品レフ板(モノブロックストロボセット)と同じ
1灯撮影の場合、どうしても影の部分が暗くなりすぎることがあります。料理写真は明るめが好まれますのでレフ板は必須アイテムです。
銀反射の物と白反射を使い分け出来るよう選んでみました。大きさはB4サイズぐらいが小物商品撮影には適していると思います。
中型商品~人物撮影の場合、サーキュラーレフタイプの物も選択の対象になります。YISITONG 撮影用リフレクター 丸レフ板
モデリングランプの代用ライト
モデリングランプを補うライトが撮影場所により必要になるかもしれません。非常に暗めの室内での撮影では、カメラのオートフォーカスも暗すぎて合わないことがあります。クリップライトを一つ用意しておくと便利です。ACタイプならかなり明るい物があります。充電タイプなども明るめの物は、使えないことはありません。なおこの代用ライトで撮影は無理と思っていてください。
クリップオンストロボ1灯キットまとめ
このキットの総額は32,976円です。
内訳 ストロボ本体8000円、ブーム付きライトスタンド 6,799円、ソフトボックス60×60cm 3,198円、商品撮影台 8,299円 レフ板 1,750円、 無線トリガー 3494円 クリップライト 1436円
収納用品は計算(キット)に入れてません。
この他、充電式単三4本(充電器も)などがあった方が普通のアルカリ乾電池を使うよりランニングコストが下がります。
いわゆるテーブルフォトでテッシュケース程度の物を撮影するならこのキットでもなんとかなるでしょう。出来れば格安クリップオンストロボとライトスタンドを追加するだけで撮影できる商品は格段に広がります。透過背景の撮影をしないなら撮影台を省き板とカラーボックスで代用すると半額程度になります。
ソフトボックスはやめて傘トレセットにする方法もあります。(セッティングが速くて楽という利点がある)